白斑(乳口炎)

授乳中、乳首に痛みがあって見てみると、乳首の先に白い斑点ができていることがあります。
これを乳口炎と言い、その見た目から白斑とも呼ばれています。

できる原因は赤ちゃんの吸い方にあります。「乳首が痛い~2ヶ月以降」の記事に解説しましたが、赤ちゃんの遊び飲みによってできるものです。
赤ちゃんが吸っていた乳首をチュパッと急に離したり、吸いながら急に首を振ったりして乳首の先に強い陰圧がかかると、表面の皮が浮いて水疱ができます。そこにさらに陰圧が加わると水疱が破れて乳口周囲の粘膜にバイ菌が入り込み、炎症を起こします。これが乳口炎です。炎症を起こした粘膜の細胞が死んで血行が無くなることで白く見えるようになるので、「白斑」になるのです。

炎症が進んでいる数日間は、授乳の度にかなりの痛みがあります。痛みが無くなっても、乳口の粘膜が固く厚くなって母乳が出にくくなるので、乳房に母乳が溜まり、痛みが出たり、乳腺炎の原因になったりします。
乳口の詰まりの対処については、「おっぱいが詰まった」の記事をご参照ください。

痛みが無くなった頃からは、白斑は回復に向かっています。乳首の表面から乳口の奥に向かって、新陳代謝によって新しい細胞に置き換わることで治ります。この途中では、一見白斑が無くなったように見えていたのに、授乳の直後にはまた現れる、という現象が起きます。これは、表面は治ったけれども、乳口の奥はまだ治っておらず、授乳で白い部分が吸い出されて見えただけです。白斑は急に治すことはできません。細胞の入れ替わりによって炎症の最も深いところまで治るには、数週間はかかります。

白斑はできるととても厄介なものですから、一度経験したら次を作らないことを考えましょう。
遊び飲みの考え方と対処については、「乳首が痛い~2ヶ月以降」の記事をご参照ください。

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