おっぱいは、お母さんにくっついていますが、赤ちゃんのものです。
人間は哺乳類ですから、人間の赤ちゃんはおっぱいの吸い方を心得て生まれて来ます。
ですが、何事にも個性や得手不得手と言うのはあって、
おっぱいの吸い付き方の要領が良くない赤ちゃんと言うのは居るものです。
赤ちゃんが上手く吸い付かない、体重が増えない、
お母さんの 乳房にしこりや乳腺炎などのトラブルを起こす、乳首を痛める、
これらはすべて、お母さんの乳房や乳首や食べ物が悪いからではなく、
赤ちゃん自身が上手に(効果的に)・意欲的に吸ってくれないことが原因です。
最初は上手く吸っていても、成長に従って適当な吸い方を覚える子も沢山います。
当院では、赤ちゃんの吸い方・乳房や乳首の状態の観察と、授乳習慣の聞き取りをもとに、
抱き方・吸い付かせ方・授乳習慣の見直しなど、 より効果的な授乳にしていくことで
問題の改善にあたります。
また、乳房のしこりや乳腺炎などの場合は、 乳房マッサージと搾乳を行います。
ただし、乳房の炎症がひどいときにはマッサージで悪化することもあるため、
ご希望に添えないこともありますのでご了承ください。
お母さん自身が高熱を出しているときには、まず医師の診察を受けるのをお勧めします。
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