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ブログ「それ、産婆に聞いてみよう」
 助産院北野ミッドワイフリーを開業する助産師、北野寿美代がお答えするQ&Aです。妊娠・出産・母乳・育児・夫婦関係など、町の産婆に聞いてみたいことをお寄せください。お医者さんの説明ではもう一つ納得できなかったこと、育児の中でモヤモヤしていること、沢山のお母さん・赤ちゃん・ご家族と深く関わってケアしてきたから分かることがあるかも知れません。ご質問はコメントからどうぞ。
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乳頭亀裂(ひび割れ)

乳頭亀裂(ひび割れ)

授乳によって、乳首の皮膚がひび割れてひどく痛むことがあります。

赤ちゃんの口の中で、乳首は長く引き伸ばされて吸われているので、皮膚が固かったり脆かったりして伸びにくいと亀裂を起こします。

元々の乳首のコンディションによっては防ぎきれない場合もあるのですが、多くは赤ちゃんが乳首の正しい位置より浅く吸っているのが原因です。

この対処については「乳首が痛い~産まれてすぐの赤ちゃん」の記事をご参照ください。

 

亀裂を防ぐ、またはひどくしないためには、乳首の保湿が効果的です。

私がお勧めしているのは、ラノリンという、羊のオイルを塗る方法です。羊の毛を刈り取って遠心分離機にかけると、油が取れます。オーストラリアなど、羊毛の産地ではラノリンがハンドクリームなどの化粧品として売られています。これを、さらに精製してラノリン100%にしたものが、授乳ケア用品になっています。

 

日本で手に入るのは以下の2つです。

ランシノー(カネソン本舗)

ピュアレーン(メデラ)

普通のドラッグストアには無いことが多いので、通販で手にいれるか、産婦人科の売店で探してみてください。使うのはほんの少しずつで十分効果的です。

 

ラノリンは人間の皮脂に成分が近く、アレルギーを起こしにくいことが分かっています。融点(溶ける温度)が高いので、軟膏状に固まっていて、乳首に塗ると溶けて流れることなく、皮膚をぴったりカバーして長時間保湿し、傷を埋めて痛みを減らしてくれます。塗ったまま拭き取らずに授乳できます。
 

乳首にオイルや軟膏を塗った上に食品用ラップで覆っている方をよく見かけますが、ずっと貼りっぱなしにするのは皮膚のカンジダ(カビ)感染の恐れがあるのでお勧めできません。

 

すでに亀裂がある場合、吸わせていないときに傷が治りかけ、授乳でまた切れてを繰り返すといつまでも治りません。痛いのは承知ですが、授乳直後に乳首を引っ張るようにして軟膏やラノリンを傷に埋め込むように塗ってみてください。つまり、傷が開いた状態で治すのです。この方が、痛みは早く無くなります。

2019-12-13 13:22:54

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