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ブログ「それ、産婆に聞いてみよう」
 助産院北野ミッドワイフリーを開業する助産師、北野寿美代がお答えするQ&Aです。妊娠・出産・母乳・育児・夫婦関係など、町の産婆に聞いてみたいことをお寄せください。お医者さんの説明ではもう一つ納得できなかったこと、育児の中でモヤモヤしていること、沢山のお母さん・赤ちゃん・ご家族と深く関わってケアしてきたから分かることがあるかも知れません。ご質問はコメントからどうぞ。
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乳首が痛い~2ヶ月以降

乳首が痛い~2ヶ月以降

順調に母乳育児をしていたのに、急に乳首にひどい痛みが出ることが、2ヶ月半を過ぎた頃からよくあります。多くは母乳分泌が良好でまたは混合授乳で赤ちゃんは産まれたときの2倍ほどに大きくなっており、母乳ミルク合わせて1日7回以上の授乳をしています。

この場合、原因は授乳のし過ぎです。

 

産まれてすぐの赤ちゃんは、食欲中枢が未発達なため、お腹が空いているとか、ふくれているとかの自覚がありません。目が覚めていて、抱かれていなくて、口に何も入っていなければ泣いてお母さんを呼ぶ、ようにできています。ただ、抱かれて吸い付きたいから泣くので、空腹であるとは限りません。赤ちゃんに慣れないうちは、泣き止ませたい一心で必要以上の授乳をしている家庭が大多数です。

食欲中枢が機能するようになるのが、生後2ヶ月を過ぎた頃からで、そこからは赤ちゃん自身がカロリーコントロールを始めます。これは本能に従って、非常に厳密なものです。大人のようにお腹一杯だけどケーキは食べようなんて、一切ありません。体が求める、必要なカロリー以上にも以下にも飲まなくなります。

お母さん方がよく気づかれるのは、あるときから急に大便の量が減ることです。そうなったら、もう余分には飲んでくれません。人工乳なら、瓶に余ったミルクが確認できますが、母乳は気付かれにくいものです。

お母さんがこの事を知っていて、飲まなくなった分の授乳回数を減らせば、一回量はそのままになるので、問題は起きません。

授乳の回数が変わらないと、一回に飲む量を減らさなくてはならないので、赤ちゃんはなるべく飲まなくてすむような吸い方を工夫するようになります。

飲み始めはゴクゴク一生懸命だけれども、数分するとふぅ、という感じになり、首をふって浅く吸い付き直してチュクチュクしながらトロトロ眠ろうとしませんか?吸っていた乳首をチュパッと離し、また吸い付き、チュパッとか?吸っていて母乳が沢山出始めると歯茎で噛んで止めようとしたり?

赤ちゃんによってやり方は色々ですが、これらをまとめて遊びのみと呼びます。

遊びのみは今はこれ以上飲みたくないというサインです。要らないなら要らないと言ってくれれば良いのですが、赤ちゃんは抱かれて吸い付くのは大好きなので、空腹でなくてもとりあえず貰ってしまうのです。

 

遊びのみが続くと、乳首には水疱や白斑と呼ばれる乳口炎、血豆、ひび割れ、赤み、腫れなどが起きて痛むようになります。また、白斑や、乳首の皮膚が傷つくことで乳輪下のリンパ節がしこりになって乳菅の通りが悪くなると乳腺炎の危険もあります。

 

実際、3-4ヶ月頃に乳腺炎になって母乳マッサージに掛かられる方の多くはこのケースです。また、離乳食が進んで沢山食べるようになったときにも、必要なカロリーが減るので、授乳を減らさなければ同じようにトラブルを起こします。

 

遊びのみに気が付いたら、思いきって授乳の回数を減らしてみてください。この時期からは夜間長く眠るようになるので、朝、午前遅く、午後、夕方、寝る前の5回がベースです。

一回の授乳も、ゴクゴクが過ぎてふぅ、となったら終わりで大丈夫。左右、3分前後で充分です。

 

授乳を減らして遊びのみを無くし、物理的に加わる刺激が減れば、乳首の痛みは数日で無くなります。

白斑と噛み傷、皮膚の亀裂の対処については、別記事をお読み下さい。

2019-12-13 13:11:51

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